病気を抱えながら司法試験予備試験を目指してみる。第3回 ー症状改善に向けて リハビリ編ー
はじめに
前回は、自分のどの脳機能が落ちているかを特定するためにどういうことを考え、なにをしたかを記したかと思う。
今回は、どのようなリハビリをしたかの概略を記してみようと思う。
心理学を専門とされている方から、記憶の説明が少し怪しいとのお声をいただいた。
その方に説明して頂いて、私自身ひとつ賢くなった。この場をお借りして感謝申し上げる。
ただ、熟考の末、ブログの訂正は行わないことにした。
本ブログは(専門的なものや、なにか劇薬となるものではなく)、”病気を持つ私という人間のチャレンジ”を等身大に描くことで、苦しんでいる方に少しでも希望を与えることができれば、というコンセプトで書いている。
そのため、訂正がなくとも、「あれ、変わってないな。」と哀しくなってはほしくない。しっかり、私自身は受け取っているつもりである。
私としては、そのようなコメント(や指摘等)自体を否定する意図ではない。指摘してくださるということは、読んでくださっているということであり、ありがたい限りである。批評や指摘、その他コメント等(暴言ではなく)、お待ちしている。
さて、少々長くなってしまったが、本題に入ろう。
ワーキングメモリを鍛える
前回のブログにより、自らの脳機能における問題が特定された。
まだ読んでいない方はこちらから。
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結論から書くと、情報処理能力が低下しているということは、ワーキングメモリに問題がある可能性が高い。
では、簡単な話だ。ワーキングメモリを鍛えよう。
なにをするか
googleなどで、ワーキングメモリを鍛える方法と検索をかけると、様々な記事が出てきて、結局どれがよいかわからない。という状況になる。
そんな方にずばり解決策を教えようと思う。それは、載ってる方法片っ端から全部やる。以上だ。
え?だめ?
まあ、どんなやり方が自分に合うか、なんて自分しかわからない。
やってみるしかない。それを前提として、私がしてきたことを紹介しよう。
DNB
DNBとはメンタリストDaiGoが制作した脳トレアプリである。
このアプリは、2次元上にタイルが出現する。そのタイルに表示されたアルファベットと色を覚えていき、合っているか間違っているかを答える。簡単なレベルだと1個前のタイルが聞かれるが、レベルがあがると数個前のタイルが聞かれる。
すなわち、どの位置に、どのアルファベットの、どんな色のタイルが出たかをすべて覚えなければならない。
これが効果があるか否かはわからないが、少なくとも、私はこれをしていた。劇的に改善した感じはしないが、少しは役に立っているような気がしないわけでもない。
このアプリのデメリットは、ずばり、おもしろくない。本当におもしろくない。
どこかにおもしろ要素を無理やり見出すなら、せいぜいできるようになるレベルが上がっていくことだろうか。
そして、ひとつ注意しておくとすれば、スマホの画面を見ているので、長時間すると疲れる。
1日、5分~10分やれば十分だろう。
一応、リンクは貼っておくので、やってみるとよい。
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iPhoneの方は
Androidの方は
FPSゲーム
一番脳に効果的だったのではないか、と思っているのが、FPSゲームである。
FPSゲームとは、ゲームの中のキャラクターを操作して、銃などで敵を倒すゲームである。
FPSゲームをそれなりにうまくプレイするためには、相当な情報処理能力が要求される。というのも、マップの地形、敵の位置、戦況、射線管理、弾数管理、エイムなど、気を配らないといけないことが非常に多いからである。
そして、ゲームにもよるが、CODやApex、VALORANTといったFPSは、相手も人間であるため、まったくもって前の試合と同じ状況にはならない。似たような状況はあったとしても、”同じ”ではない。
コンマ数秒の判断で、勝つか負けるかが変わることが非常に多い。それだけの情報処理、そこから判断、そして実行を爆速で行わなければならない。
そして、ゲームをするということは指を動かす、ということである。コントローラーであれ、キーボードであれ、指を動かして操作する。
それが脳機能には良いのであろう。ピアノが良い。と言われるように。
コントローラーか?キーボードか?
さて、FPSゲーム界隈では、コントローラー(Padと呼ばれる。)か、キーボードかというのは非常に大きな問題である。
というのも、Padの場合、エイムをする際にアシストがついており、弾を当てやすい。一方で、キーボードの場合、Padにはできないキャラコン(キャラの動き)ができる。どちらが有利か、不公平じゃないか、でよく大論争をしているが、そんなことは置いておいて今回は、どちらが、脳機能に良いかの視点から考えてみよう。
Padのメリット
なんといっても、両手の指を使うことである。持ち方にもよるが、モンハン持ちなどをすれば、両手の親指、人差し指、中指、場合によっては薬指まで使う。使わないのは、小指だけである。
これだけ動かす指が多いのは、脳機能にも良い影響を与えそうな感じがする。
Padのデメリット
デメリットは、Pad自体が、手になじむようにできているため、そこまで大きく指を動かすことが無い、ということだろうか。ピアノであれば、無理に開いたり、押し込む以外にも横移動のような動きをするだろうが(ピアノは知らないからエアプかも)、Padは押し込むだけである。
キーボードのメリット
キーボードはPadとは違い、手になじむようにはできていない。そのため、非常に無理な指の動かし方をしなければならない。そして、左手の小指の出番は非常に多い。
どのキーにどんな役割を割り振るかは自由に設定できるため、一概には言えないが、基本的には、WASDが、前左後右になる。Aに薬指、WSに中指、Dに人差し指を置くことになるだろう(ちなみに、親指は基本ジャンプのスペースキー)。
そして、走ったり、しゃがんだりするのに、左Shiftや左Ctrlを押さなければならない。さらに、武器の切り替えに数字キーを押したり、マップを見るのにMを押したり、格闘するのにFを押したり、何か扉を開くなどのアクションでEを押したり、とまあ左手が大忙しなのである。
キーボードのデメリット
右手がずっとマウスを握っているだけなのである。ゲーム用のマウスの場合、サイドボタンがあり、親指を使う機会はあるかもしれないが、人差し指と中指は、左クリックと右クリックをするだけのことがほとんどである。
左手の忙しさと比べたら、非常にヒマであり、左手からするとむかつくことだろう。
動かす指に大きな差が生じてしまうことが大きなデメリットのように思う。
Padかキーボードの結論
どちらが良いかはわからない。自分がやりやすいと思う方で良いと思う。それこそ金銭的な面もあるだろう。PCでゲームをするには、それなりの性能のパソコンとモニターを用意しなければならない。
撃ち合う敵が自分と同じスペックとは限らないのである。相手の方が性能が良いと、自分の技量もクソも性能差で負ける。実につまらないだろう。
一方で、Pad(PCでも使えるが、)の場合、よく使われるのは、プレイステーションだとおもう。約5万円で皆同じハードの性能で撃ち合えるのは良いだろう。
予算と相談しながら決めればよい、そこまでお金をかけれないのなら、プレイステーションで良いと思うし、ゲーム以外の用途があって良いPCを買おうと思うなら、PCでもよいと思う。
とにかく楽しくできるものを探そう。ただ、ゲームにしても他の手段もそうであるが、一朝一夕でできるようになるものではない。すぐにできないからって、辞めてしまわないように。
フルート
皆さんご存じかと思うが、西洋の横笛である。両手の指をすべて動かすという点で良いと思うし、楽譜を読む、暗譜する、というのも非常に良いように思う。
それだけでなく、腹式呼吸で自立神経も整う。おすすめであるが、まあ金銭的に高いうえ、だいたい皆挫折する。
フルートは、エアリードと呼ばれる機構で、息を吹き込む部分(唄口という。)のエッジの部分にピンポイントで息を当てなければならない。それが、一般的にうまくいかず、私の知っている人では、1年かかっても曲が吹けるようにならない人もいた。
自分がフルートに向いているかを確かめる方法として、まず、ペットボトルを鳴らすことができるか、というのがある。空のペットボトルの口の端に唇を当て、うまい具合の角度で息を当てると、ぼ~という音がでる。これさえ出なければやめた方がよい。
まあ、フルートにこだわらなくとも、指を細かく動かす楽器であるならば、なんでもよいだろう。
私がやってたリハビリは、これくらいである。あとは、普通の受験勉強くらいであろう。
第3回の終わりに。
少しざっくりになってしまった気がするが、何か思いついた場合は、違う回で補足する。
繰り返しになるが、とにかく大事なことは、自分でいろいろ試してみる、ということだ。
次回は、日常生活のことでも書こうと思う。間に違う内容のブログを書くかもしれないが、ご容赦いただけたらと思う。
今回も読んでくださってありがたい限りである。
次回もお楽しみに。